私たちは、なぜ車のメンテナンスをするのでしょうか。突然の故障を防ぐため、新車当時と変わらぬ燃費を保つため、思わぬ事故を防ぐため、長距離走行前の安全チェックのため・・・など、色んな理由がありますよね。
快適なカーライフのためには、欠かせないメンテナンス。せっかく車をメンテナンスするなら、愛車が長持ちするコツがわかればいいですよね。さらに、そのコツを押さえれば、愛車の状態が良いまま保たれるので、将来査定が有利になる場合があります。
このメンテナンスコラムのシリーズでは、数ある車のメンテナンスの中から、カンタンに取り入れられるものをご紹介します。コツを押さえて賢くメンテナンスして、愛車の寿命を延ばすのもよし、将来の査定に備えるのもよし。ぜひご覧ください。
ブーツとは、タイヤに力を伝えるための可動部に装備されています。ブーツの内側には、ベアリングやボールジョイントという関節のような働きをする部品があり、グリース(潤滑油)が入れられ、力が伝えられるとスムーズに動くように設計されています。
ブーツがあることによって、水や砂などのゴミが可動部に入り込んで動きを阻害することを防ぐ役割を果たしています。ブーツが装備されている可動部にあたる部品の中に、水や砂が入ってしまうと、ベアリングやボールジョイントが錆びてしまい動作不良を起こします。異物によって、キズや隙間ができると、正常な役割を果たせなかったり、「ゴトゴト」などという異音が発生したりしてしまいます。各部品がきちんと動作しないと、車の性能と乗り心地が悪化します。
車検整備の際、「ドライブシャフトブーツやダストブーツなど、ブーツ類が破れているから交換しなければならない」と言われたことはありませんか?そんなとき、「ブーツってなに?」「利益のために交換させようとしているのでは?」と思ってしまうかもしれません。しかし、破れていたり劣化してひび割れたりしていると、本当に車検に通らないほど重要な部品なのです。
ドライブシャフトブーツは、エンジンの動力をトランスミッションやディファレンシャルを介してタイヤに力を伝えるための“ドライブシャフト”という部品に装備されています。前輪駆動(FF)や4輪駆動(4WD)によって、装備されているドライブシャフトの数が違います。一般的な前輪駆動車には、左右にドライブシャフトがあり、それぞれの内側(トランスミッション・ディファレンシャル側)と外側(タイヤ側)計4カ所にブーツが装備されています。
ステアリングラックブーツは、ステアリング(ハンドル)からの力をタイヤに伝えるためのステアリングラックという部品に装備されています。
タイロッドエンドブーツは、ステアリングラックからタイヤ側へ伸びていて、タイヤに力を伝えるタイロッドという部品の先端に装備されています。
スタビリンクダストブーツは、スタビリンクの*¹スタビライザー側とサスペンション側にそれぞれ装備されています。
*¹スタビライザーとは・・・スタビライザーという部品は、車のコーナリング時、車の傾きやロールを抑え、乗り心地を悪化させないための部品です。それをサスペンションとジョイントするために、スタビリンクという部品で部品同士を連結しています。
(ロアアーム)ボールジョイントは、タイヤが上下左右に動く際、人間でいう間接部分にあたる部品です。可動部のボールジョイントにブーツが装備されています。
車検には、下回り・足回りの検査があり、ブーツ類の状態もチェックされます。
先述した通り、ブーツの中にはグリース(潤滑油)が入っています。ブーツが破れていると、内部のグリースが飛び散ってしまい、思わぬ事故が発生する危険性があります。ホイールの裏側がグリースでベタベタになっては気分も良くないです。この状態では、車検には通りません。
ブーツは、ほとんどがゴムで製造されているため、経年劣化します。中でも、ドライブシャフトブーツは特に地面の影響を受けます。振動やハンドルを切る際、前後左右に内部が挙動し、他のブーツより負担が大きいからです。
ゴムで製造されているものの特徴として、古くなれば硬くなってしまい、ひび割れを起こしたり割れたりしてしまうので、よく点検しておきましょう。
ブーツが破れると、中のグリースが飛び散り、中に水や砂、ゴミなどの異物が入って錆びてしまったり、ゴトゴトと異音が発生したり、ボールジョイントやベアリングにキズが発生したりして、正常な役割を果たすことができません。
もし、なんらかの点検の際にブーツのひび割れなどを発見した場合、すぐに交換をおすすめします。ブーツ交換のコストを惜しんで放っておくとどうなるでしょうか。最初は、ブーツ交換だけでよかった修理が、結果的にドライブシャフトアッセンブリー交換(パーツ全交換)しなければならないなど、高額修理につながる場合があります。ブーツは、大きな破損を未然に防ぐ役割も果たしているといえるでしょう。
ブーツの交換時期は、おおよそ【5年/10万km程度】となっています。しかし、車の使用環境や仕様用途によって劣化スピードが変動するので、定期的にチェックしましょう。ゴムで製造されているブーツが一般的ですが、耐久性を高めたウレタンで製造されているブーツもあります。耐久性が良いので、交換の際は候補に入れるとよいでしょう。
ブーツ類は、そのほとんどがブレーキやタイヤの近くに装備されています。劣化で破れた場合、中のグリースが飛び散り、ブレーキやタイヤに付着する可能性もあります。そうなると、ブレーキを踏んでいるのに滑って止まらない!など、自分の命だけでなく、歩行者など周囲の人の命も危険にさらしてしまいます。
車検に通らないばかりか、大きな事故の引き金にもなりかねないブーツ。安全と快適な走行のために、とても重要な部品だということがわかりましたね。
ブーツの劣化で、ひび割れやグリース漏れがある場合は、早めに交換して安全なドライブを楽しみましょう。
さまざまなブーツがありますが、どれも取り付けるにはリフトアップしたり、先述したドライブシャフトを車体から分離したりする必要があります。
駆動に直結する部分でもあるので、ちょっとしたミスがとんでもない事故に繋がることも考えられます。ここは、分解整備のできるプロショップに依頼することを強くおすすめします。
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いかがでしたでしょうか。ブーツは細かい部分ですが、エンジンの駆動を伝え、乗り心地にも影響する重要な部分です。しっかりメンテナンスしているかどうか、作業記録などを確認し、自分で把握しておくことが、安全で快適なカーライフを送るうえでは大切です。
快適なカーライフのためにも、この記事で紹介したコツを押さえて、楽しく賢くメンテナンスしましょう。10年後の査定に泣くか、笑うか、あなた次第です。
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