私たちは、なぜ車のメンテナンスをするのでしょうか。突然の故障を防ぐため、新車当時と変わらぬ燃費を保つため、思わぬ事故を防ぐため、長距離走行前の安全チェックのため・・・など、色んな理由がありますよね。
快適なカーライフのためには、欠かせないメンテナンス。その代表格といえば、オイル交換、タイヤ交換、洗車、車検などです。ここら辺を押さえておけば、とりあえずは問題ないと思う方は多いのではないでしょうか。
せっかく車をメンテナンスするなら、愛車が長持ちするコツがわかればいいですよね。さらに、そのコツを押さえれば、愛車の状態が良いまま保たれるので、将来査定が有利になる場合があります。
このメンテナンスコラムのシリーズでは、数ある車のメンテナンスの中から、カンタンに取り入れられるものをご紹介します。コツを押さえて賢くメンテナンスして、愛車の寿命を延ばすのもよし、将来の査定に備えるのもよし。ぜひご覧ください。
車検とは、車が国の指定する保安基準に適合しているかどうか、定期的に検査・確認するため、道路運送車両法で定められた制度です。正式名称は「自動車検査登録制度」です。車検を受けていない車は、公道を走ることができません。
車検は、定期的に受けることが法令で義務づけられています。主に使用されている自家用乗用車や軽乗用車は、新車から最初の車検は3年後、以後2年ごとに車検を受ける必要があります。軽貨物自動車、レンタカー、大型貨物自動車、小型貨物自動車、バス・タクシーなどは車検の期間が変わります。
車検では、安全に走行するために、法律で定められている項目をクリアする必要は、もちろんあります。さらに、消耗品パーツなどを適切に交換することで、次回車検までの間に故障やトラブルが起こらないようにすることも目的のひとつです。車検は義務ではありますが、安心や安全を守るためには、大切なメンテナンスであるといえますね。
また、状態のよい車は、売るときにプラスポイントで評価してもらえます。つまり、査定額がアップすることにもつながります。ただ通すだけの車検より、愛車が長持ちするメンテナンスをプラスすることで、安心や安全を守りながら、将来の査定に備えるのもよいでしょう。
次の章では、車検時にもできる、いくつかのメンテナンスをご紹介します。
車の消耗品にはどのようなものがあるのか、みていきましょう。通常、交換するケースが多いものは次の通りです。
各部品の金属摩耗を防ぐために必要な潤滑油のことです。さまざまな粘度タイプがあり、走る環境によって使い分けます。
エンジンオイルは、走行距離やコンディションに応じて定期交換が必要です。たとえば、普段からよく高速道路を走る車と、街中の信号が多い道を走行する車では、コンディションが違います。 後者は、シビアコンディションと言われ、エンジンに負担がかかりやすいため、短いスパンでのエンジンオイル交換が必要です。
高温になるエンジンを冷やすための冷却水です。エンジン作動時は、ラジエーター液が非常に熱くなるので、ラジエターキャップを開けてはいけません。非常に危険なので、注意しましょう。
エンジンを始動したり、電装部品を動かしたりするものです。アイドリングストップ車の場合は、信号待ちの停車時に電力を多用するため、2~3年に一度程度の交換が推奨されています。
エンジン内に取り込む空気をろ過するフィルターのことです。ゴミが詰まったままの状態では、アクセルを踏み込んだときにエンジン回転が素早く上がらないなど、不調の原因につながります。
オイル内の異物(摩耗で削れた金属粉、スラッジなど)をろ過し、取り除くためのものです。スムーズなオイル循環には欠かせません。エンジンオイル交換2回につき、オイルフィルター1回の交換が目安です。
*¹ロアアームや*²エンジンメンバーに取りつけられているゴム製の部品で、各金属性パーツ同士の隙間を埋めています。そして路面から伝わる振動を吸収・緩和する役割をしています。
これらは経年劣化により、変形や破断する場合があります。そうなると乗り心地が悪くなり、サスペンションの故障にもつながりかねません。
*¹ロアアームとは、タイヤとサスペンション、車体をつなぐ重要な部品です。サスペンションの土台となり、路面からの衝撃の緩和をしてくれます。
*²エンジンメンバーとは、エンジンをアンダーボディに固定するための、つなぎとなるフレームです。エンジンメンバーが歪むと、走行中のエンジン振動の原因になります。
ワイパーは、雨や雪などをふき取り、運転時の視界を確保するためのとても大切な部品です。雨や雪だけでなく、泥やほこりなど、さまざまなものを取り除いてくれます。
ワイパーは主に、4つの部品で構成されています。
・ワイパーモーター(ワイパーアームを動かす動力を作る)
・ワイパーアーム(ワイパーを動かす)
・ワイパーブレード(ワイパーアームとワイパーゴムをつなぐ弓状の金属部品)
・ワイパーゴム(水滴や汚れを拭きとる)
このうち、ワイパーゴムは、紫外線や雨、雪、気温変化などによって劣化しやすいため、定期的な交換が不可欠です。
自動車に使用されているブレーキの一種であるディスクブレーキは、回転するディスクローターにブレーキパッドを押し付け、その摩擦によって制動します。
ブレーキパッドがすり減ると、異音が出てブレーキの効きが悪くなります。また、ディスクローターに傷がつき、故障の原因になります。
ドラム式ブレーキで使用されるブレーキライニングは、回転するドラムにブレーキライニングのシュー部分を押し付け、その摩擦によって制動します。
車のキレイな状態を維持するために、車両の下回りに防錆コーティングを施すことをおすすめします。防錆コーティングとは、サビの原因となる物質から車の下回りを守るため、車のベースとなる下部の鉄部分に施すコーティングです。防錆コーティングの種類には「シャーシブラック」や「アンダーコート剤」などがあります。
車の下回りにサビを発生させる物質として、塩化カルシウムや塩化ナトリウムがあります。雪国や寒い地方で、冬季に路面にまかれる融雪剤や凍結防止剤に含まれています。塩化ナトリウムは、塩に含まれる成分で、海沿いなどで潮風によって運ばれてきます。
車の下部がサビてしまったこと、海岸部や、雨・雪が多く降る地域にお住いの方なら、経験がある方は多いのではないでしょうか。
サビは、一度発生すると少しずつ広がっていきます。最初はわずかなサビだったとしても、放置すると広範囲に及んでしまいます。車の下回りに発生したサビを放置すると、少しずつ金属を腐食し、最終的にマフラーに穴が開いてしまったり、マフラーを支えている部品が落下してしまったり、という危険があります。こうなると、大きな事故につながりかねません。
そこで、車検時に防錆コーティングをすることが大切です。すでにサビが発生した後、その上に防錆コーティングをしても、一時的な保護にしかなりません。いずれ、サビからくる劣化で、部品交換や故障の原因になってしまうでしょう。
つまり、最初が肝心ということですね。新車購入時にも、防錆コーティングをしておいた方がよいでしょう。
まだ一度も防錆コーティングをしたことがないなら、次の車検時に、まずは現状チェックを依頼しましょう。また、防錆コーティングは一度したらそれで安心というわけではありません。必要に応じて、数年ごとに塗りなおすことが長持ちのコツです。
新車購入から初めての車検を受ける際は、走行距離もそれほど多くなく、不具合も少ないでしょう。それが、3回目の車検となると車の状態は変わってきます。この頃になると、乗り始めから約7年となり、各所の経年劣化が目立つようになります。
だから、3回目の車検を受ける際は、あと何年乗るかを考え、各パーツの交換内容や料金プランを決めることをおすすめします。
まだまだ大切に乗り続けたいのであれば、必要に応じて早めに消耗品を交換しましょう。そうすれば、故障の心配も少なく、良い状態で車を維持することができますよね。いつか売却する際には、査定額アップにつながる可能性があります。
一方で、4回目の車検を受けるつもりがない(乗り替え予定がある)、または、車検費用を抑えることを重視するのであれば、必要最低限の部品交換で車検をパスすることは可能です。
実際の細かい車検プランや内容については、プロスタッフに自身の状況や希望を伝えて、よく相談しましょう。自分に合った車検を受けて、快適なカーライフを楽しみたいものですね。
とはいえ、車検を受けることができる業者は数多くあり、いったいどこに頼めばよいのか悩むことがあるかもしれません。
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いかがでしたでしょうか。車の価値を高めるメンテナンス、車検の大切さを再発見いただけましたでしょうか。
快適なカーライフのためにも、この記事で紹介したコツを押さえて、楽しく賢くメンテナンスしましょう。10年後の査定に泣くか、笑うか、あなた次第です。
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