どれだけ大切に乗っている愛車でも、少なからずキズやへこみはできるもの。はたして、車にあるキズやへこみは車の査定額に影響するのでしょうか?
この記事では、車のキズやへこみが査定にどう影響するのかだけでなく、査定に影響がある他の項目もご紹介します。さらに、車の状態別に、高く売る方法もご紹介します。ぜひ参考にしてください。
まずは、高く売れる車の特徴をご紹介します。
せっかく車を手放すなら、少しでも高く売りたいですよね。では、車を高く売るにはどうすればよいのでしょうか。それは、中古車として売ることです。中古車として売る場合の主な査定ポイントには、下記のようなものがあります。
・新しい年式
・モデル(現行型、新型)
・外装にキズ、事故歴など
・内装のにおい
・車の状態(故障や不備)
・走行距離
車を高く売るには、年式はもちろんポイントです。しかし、それ以外にも、日頃からのこまめなメンテナンスや掃除、乗り方に気を付けることもとても大切です。たとえば、喫煙車は禁煙車に比べ、買取金額は下がります。その差が、10万円程度出ることもあるようです。また、ペットを飼っている場合、ペットの臭いや毛が残っていると買取金額が下がる対象になります。
また、車をディーラーで購入をした場合は、整備手帳がメンテナンスをしていた証明物になるので、しっかり保管しておきましょう。
(参考)一般社団法人日本自動車販売協会連合会「新車・年別販売台数(登録車+軽自動車)」(http://www.jada.or.jp/data/year/y-rl-hanbai/)
車には、高価買取されやすい月があることをご存じでしたか?
一般的に、1~3月、7~9月に車が高く買取りされています。理由は、車が一番売れる3月、9月に向けて、業者が販売車両の在庫を増やすためといわれています。中古車販売業者からすれば、一番売れる時期に在庫がなく売りたくても売れない、なんて事態は避けたいですよね。そのため、この時期に向けて在庫確保のために高価買取がされやすいのです。
車のユーザー側も、この時期に車を手放して買い替える方が多いといえます。実際、1~3月に手放す人は、4月からの新生活に向けて新しく車を買い替える、4月に入ると自動車税の課税対象になるため、その前に手放す、という人が多い傾向にあります。7~9月に手放す人は、この時期に意外と多い転勤や転職、それによる引っ越しが理由、という人が多い傾向にあります。
また、多くの車買取業者が3月に決算を迎えるという理由もあり、同業社の競争率が上がります。つまり、車を売る一番のおすすめ時期は1~3月の間です。
せっかくなら、高く売れるベストなタイミングで車を手放すようにしましょう。
さて、中古車として車を高く売るポイントや、その時期はわかりました。では、今回の本題、車のキズやへこみについては、どのくらい査定に影響するのでしょうか。また、キズやへこみは修理してから売りに出す方がよいのでしょうか。
結論からいうと、キズやへこみの大きさや状態によって、査定への影響度が変わります。ですが、キズやへこみの大きさや状態にかかわらず、わざわざ修理に出すことはおすすめしません。中古車販売業者の立場からすれば直してある方がよいですが、買取り金額は期待するほど上がらないことが多いからです。
キズやへこみの修理代は、それが小さくても数万円程度かかります。事前の修理によりアップする買取金額より、修理代の方が高くつく、なんてことも往々にしてあるので、下手に触らず、そのままの状態で売りに出すようにしましょう。
また、どんなに大切に乗っている愛車でも、道路を走行する以上、走行中に小石がはねてキズができたり、ドア付近に爪によるひっかきキズができたり、洗車キズができたりしてしまうものです。しかし、小さなキズは査定に影響がないことが多いため、そこまで気にする必要はないでしょう。
手放す予定の車に事故歴がある場合、買取業者には事前申告するようにしましょう。あとで事故歴が分かった場合、大幅な減額はもちろんのこと、場合によっては損害賠償請求や契約取り消しになることもあります。
また、事故歴にも「修理歴」と「修復歴」の2種類があり、種類によってはあまり査定に影響がないこともあります。いずれにしても、隠していた事故歴は、最終的にはばれてしまうことが多いため、事故歴がある場合は事前申告を忘れずにしましょう。
ここで、「修理歴」と「修復歴」の違いを少しご紹介します。
どちらも、事故をして車を直したことに変わりはないのですが、大きな違いは骨組みを直したかどうかです。
ここでいわれる骨組みとは、下記項目です。
・フレーム(サイドメンバー)
・クロスメンバー
・インサイドパネル
・ピラー
・ダッシュパネル
・ルーフパネル
・フロア
・トランクフロア
この骨組み部分を修復したことを「修復歴」といいます。対して、たとえば、バンパーやミラーをぶつけて交換・修理した、という場合は「修理歴」といいます。
修復歴がある場合は、買取価格が大幅に下がりますが、修理歴の場合は、実は査定に影響がないことが多いのです。
また、相手の過失により事故にあった場合は、その事故で車の価値が下がったことを証明できる証明物を発行できることはご存じでしょうか。「事故減価額証明書」というもので、日本自動車査定協会で発行することができます。発行する際は、必要書類や手数料を事前に日本自動車査定協会へ問い合わせて確認しておきましょう。
キズやへこみ、修理歴や修復歴だけでなく、実は、ボディカラーによっても査定金額に変動があります。
特に、ホワイト、ブラック、シルバーのボディカラーは人気色であり、中古車市場でも需要があるため、査定金額が高くなることが多いです。海外でも、この3色はトップ3に入るほどの人気色です。
反対に不人気な色は、原色カラーやオレンジ、グリーンといわれています。たしかに、人気の3色に比べて目立ちやすく、敬遠されるのも分かります。
しかし、最近はグリーンカラーの車が走っているのをよく目にしませんか?実は今、鮮やかなグリーンではなく、カーキや渋い緑色の車の販売が増えています。特に、ハスラーやジムニー、マーチなど、女性人気が高い車に増えてきているようです。
車種によっては、一般的に不人気色といわれるボディカラーが人気だったりする場合もあるので、自分の車が人気色かどうか、「車種×カラー」で中古車価格を検索してみると、相場が分かるかもしれません。
実際、欲しい車を中古車で購入する人の中には、お手頃な価格で買える不人気カラーをあえて買い、購入後に全塗装する、という人もいるほど、その金額には差があるようですね。
ここまでのまとめ。車を高く売るには、中古車としてベストタイミングで売ること、キズやへこみは大きさに関わらずそのままでよいことは、わかりました。
では、愛車が古くて中古車としての価値が低そう、大きなキズがあって査定に影響しそう、修復歴があるので査定額が大幅に減額されそう、そんな場合はどうすればよいのでしょうか。
高く売れないどころか、手放す際は引き取り手数料までかかるのでは・・・と心配になりますよね。でも、ご安心ください。どんなに古い車でも、大きなキズがある車でも、事故による修復歴がある車でも、高く売れる裏ワザがあります。
それは、中古自動車部品を生産する自動車リサイクル業者に売ることです。古い、キズがある、一部に修復歴がある、故障している・・・そのような車は、残念ながら中古車としての需要がないでしょう。しかし、中古車そのものとしての価値がなくても、車の部品はまだまだ活用できる可能性が高いです。
中古自動車部品の需要は、日本国内だけでなく、海外にも多くあります。特に、海外では20~30万キロ走行の車が現役で走っているのが一般的です。そんなに長く走るには、壊れた部品の修理や交換が必須です。そこで、中古自動車部品が必要となるのです。ということは、日本国内で中古車としての需要がなくても、海外で需要のある車種なら、高価買取につながる可能性があります。
中古自動車部品を生産する自動車リサイクル業者は多くありますが、海外への輸出に強く、多くのルートがある業者に車を売ることがポイントです。業者選びの際は、その業者のWebサイトや口コミなどの評判をチェックして、信頼できる業者を探しましょう。
いかがでしたでしょうか。愛車を中古車として売るなら、キズやへこみはそのままにして、高く売れるベストタイミングを狙うのがよさそうですね。
愛車の中古車としての価値が低い場合は、中古自動車部品を生産する自動車リサイクル業者に売るのがよさそうですね。
最後に、中古車買取業者でもあり、自動車リサイクル業者でもある会宝産業を少しだけご紹介します。
あなたの車に、中古車としての価値があってもなくても、車の買取なら会宝産業におまかせください。中古車の買取実績も多くありますが、それよりも多いのは、何らかの理由により他店で値段がつかなかったというお客様から車を買取りすることです。これは、私たちが自動車リサイクル業者として中古自動車部品を世界中に届けているから実現することです。
大きな事故をした、動かない、といった場合でもお値段がつきます。事実、10年以上物置き代わりとして使っていた車を買取りした実績もあります。
エンジンが動かない放置車だったとしても、中古自動車部品として利用されない部分は、細かく素材別(鉄・銅・アルミ・鉛・レアアース等)に分別することで極限まで再利用しています。車がどんな状態だったとしても、素材としての価値はあるため、必ずお値段がつきます。
そして、基本的にお客様から処分料をいただくことはありません。
愛車にどのくらいの価値があるのか、中古車として売れるのか、海外での需要があるのか、など気になることがありましたら、お気軽にお問い合わせください。一度お問合せいただくだけでも大歓迎です!
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